勉強レストランそうなんだ!!がこれまでに行ってきた自立支援講座。
テーマ毎に自立支援講座の記録をご紹介しながら、放課後等デイサービス指導員が読み返し、さらに質の高い支援につながるヒントがないか探してみようと思います。
ちなみに本記事中で紹介される人名や役職は参照元記事の公開当時のものです。
今回取り扱うテーマは『グループホーム』についてです。
グループホームをテーマとした自立支援講座はアーカイブに3回分の記事が公開されています。
第34回 「グループホームの“今”を知る―賢い探し方・選び方」(2012.11.25)
http://so-nanda.com/2012/12/23/75/
講師は、記事公開当時の30年も前から横浜でグループホーム運営に関わってきた経歴を持つ日本グループホーム学会の前会長で事務局長の室津滋樹氏。
紹介されている発言はいずれも金言で、「これがグループホームだという決まったひな型はない」。「どういう暮らし方をしたいのか、どういうホームが自分に向いているのか、をよく考えること」。「親が面倒をみることが出来なくなったからグループホームに行くのではない。本人にとって必要だから」。というのは非常に納得的です。
質疑応答での「当人に合った既存のグループホーム見つけ方は?」という質問は一番回答を伺いたかったところです。
記事中筆者が引用している室津氏の言葉と、それを受けての筆者の述懐に共鳴しました。いつの時代も〝かわいい子には旅をさせよ〟なのかもしれません。
第39回 「グループホーム入門」(2014.2.23)
http://so-nanda.com/2014/04/02/95/
グループホームの成り立ちや、近現代のノーマライゼーションについての説明から始まり、まさにグループホーム入門と言える内容です。
グループホームのソフト面。サービスや支援をどう使うかというところに哲学が必要であることが読みとれます。
〝支援者と利用者が一体となった支援の形〟というのは、放課後等デイサービスの指導員としても目指すべきあり方だと考えます。
第53回 「QOLを意識したグループホームの選び方」(2019.7.27)
http://so-nanda.com/2019/08/08/2105/
学齢期のサービスの手厚さとその後の落差に警鐘を鳴らしています。
生活していく上での収支と支出の管理や、居住における安全と食事と入浴の大切さは、私事ですが前職が施設介護士だったので、ケアマネージャーの認定調査のときに何度も耳にした重要項目だった覚えがあります。
親の会が資金を出し合ってグループホームを設立する事例についても記述があり、この記事に書かれていない部分も含めて記録を探してみたくなりました。
(指導員:磯貝佳史)