「そうなんだ発見教室」が8月9日から始まるのを控えた7月29日、第2回実行委員会が滝野川文化センター(東京・北区)の第3学習室で開催されました。そうなんだ発見教室は、電通育英会の助成プロジェクトで、現在、大学生を中心に20名の学生が登録していますが、当日は16名が参加しました。
実行委員会は午前9時半に開始、始めて顔合わせをした人もいたので、まずは順番に自己紹介。続いて、発見教室の中で実施する「発見授業」の授業案の検討会をしました。検討したのは、8月に実施する6回分と9月と10月の各1回、合計8回分です。各回、最初に担当講師(学生)から概略をプレゼンしてから、参加学生間で討議をしました。
発見授業の具体的な内容は、第1回(8/9)は「何が見えるかな? 万華鏡を作ってみよう」(担当:柏木)で、万華鏡を作り、楽しむ中から何かを学んでいきます。
第2回(8/10)は「なぜ飛行機やヘリコプターが飛ぶの? 揚力の話」(担当:坂本)。竹とんぼや紙飛行機を使って、ヘリコプターや飛行機がなぜ飛ぶのかを調べる内容。
第3回(8/11)は「エコで暑い夏を楽しく乗り切ろう!」(担当:下川)で、ペットボトルを使ってコマを作りリサイクルの心を養う内容です。
第4回(8/12)の「どうして聞こえるの?」(担当:平野)では、糸電話などを使って音の伝わり方を体で体験する内容。
第5回(8/25)の「よーく見て、描いてみよう」(担当:西)では、クレパスのスクラッチ技法を用いて、花火などを描いてみます。
第6回(8/26)、「不思議な輪を作ってみよう」(担当:古野)は、メビウスの輪という一回ひねって繋げた輪の不思議さを使った授業。
第7回(9/22)、「漢字について(仮題)」(担当:寺平)では、漢字の成り立ちなどを楽しく学んでいきます。
第8回(10/14)は「オノマトペかるたを作って遊ぼう」(担当:尾又)。オノマトペとは、「ワンワン」とか「ふわふわ」といった擬音語や擬態語。オノマトペかるた作って楽しみます。
1回分15分という時間枠を一応設けていましたが、それぞれ議論が白熱、中には20分~30分かかったものもあり、非常に有意義な議論ができました。
発見教室を前にして、授業の形がはっきりしてきました。参加学生全員が、発見教室がうまくいくように頑張っていく決意とともに、メンバーが一丸となっている感じが伝わってきました。本番が楽しみです。
最後に今回のブログ筆者の自己紹介です。早稲田大学教育学部で教育・教職サークルT-teamの幹事長をしている古野健治といいます。大学のゼミでは数学におけるメタ認知を学んでいます。障害児・者に関する教育で考えさせられることは、障害を持っていない人の偏見です。この解消なしに障害への理解が深まるとは思えません。そのためにも私自ら学んでいければと思ってそうなんだ発見教室に参加しています。(古野健治)