保護者面談が今月でひと段落しました。保護者様におかれましては、お忙しい中日程の調整をしていただき、誠にありがとうございました。
さて、面談中に多くの質問・要望が出たのが「お金の学習について」でした。
値段が読めるようになってほしい。持っている金額をオーバーせず買えるようになってほしい。10円・100円などの金種が分かるようになってほしい等、どれも社会に出て自立していくうえで壁となる課題です。
夏休みなどの長期休みプログラムにも『買い物学習』はありますが、それ以外にも平日で取り組める学習方法はないかと職員で模索した結果、学習時間中に本物のお金を使って取り組みを行うことにしてみました。
この学習方法は子供達にも大人気で、他の子が取り組んでいる姿を見て「私(僕)もあれやってみたい」と自分から学習のリクエストを職員に伝える子も出てきました。
また、複雑な足し算のプリントを「難しいから」と取り組んでくれない子も、実際のお金を使った買い物ごっこではすらすらと計算して取り組んでくれます。
どうやら『本物のお金で勉強する』ことに特別感があるらしく、プリントよりも抵抗感が少ないようです。
どのようにしたら子供達の勉強へのモチベーションが上がるのか、日々試行錯誤しながら学習支援をしています。
(指導員:田中真梨子)