支援学級か? それとも通常学級? それとも支援学校?
この問いになかなか結論を出すことが出来ずに悩む保護者さんを多くみてきました。
小学校入学を控えて支援学級を勧められて、保育園時代に築いた人間関係から切り離されてしまうのではないか?
学習面では支援学級や支援学校の内容の方があっているかもしれないが、美術、体育、音楽、社会科などの教科では通常学級の内容に参加できる部分もあるのではないか?
定期的な通常学級との交流はあるのだろうか?
支援学級や支援学校への道を選択すると進路先も限られて人生の可能性も限定されてしまうのではないか?
そんな考えの中で保護者の気持ちは揺れるのです。
私が区立中学校特別支援学級に赴任した時はほとんど通常学級との交流はない状態でした。その後、様々な面での交流が進みました。運動会のような行事だったり、給食だったり、教科でも交流を進めました。
その頃に比べて今では様々な形で交流が進んでいることと思います。
どのような道を選んだら正解ということは個々人によって条件が異なり一概に言えません。
が、学級や学校の垣根がうんと低くなり、生徒同士が互いに伸びる環境が整うことを願っています。
管理者兼児童発達支援管理責任者
福喜多明子