今はパソコンが一人一台の時代になりました。
今からふた昔前、私が勤務していた職場ではじわじわと紙とペンの業務にパソコンが取って代わるようになってきました。
元々メカ嫌いの私でしたが、時代にまさに取り残される絶滅危惧種の不安を抱いたことをおぼえています。
その後、NPО法人を設立してから活動の一部として「夏のパソコン教室」を開催したり、王子特別支援学校の土曜講座で「パソコン講座」を実施したりパソコンに関する活動をしてきました。
当時は、「この子たちにパソコンは無理」、「ダブルクリックが出来ないだろう」などと言われていてワンクリックで出来る装置を作ってもらったりしていました。
知的な障害のある人たちにパソコンは無理などと決め込んで学ぶ機会を奪わないで欲しい、という強い思いを抱いたことを憶えています。
今、勉強レストランそうなんだの教室には4台のパソコンと3台のタブレットがあり、時間と順番のルールのもとに皆さん使っています。
(管理者兼児童発達支援管理責任者 福喜多明子)