新年度を迎え、ようやくゴールデンウィークが迫ってきました。
春は気持ちが揺らぎやすく、特に子どもはソワソワをコントロールするのに必死です。
まずは保護者の皆様、本当にお疲れ様です。
事業所でも、様々な場面でそれを実感します。
おやつのおかわりができなかった時、問題を間違えてしまった時、あそびたいものがみつからないとき。ささいな事でも感情が抑えられなくなります。
今回は小学生など低学年の子どもたちに焦点を当てた支援のお話です。
気持ちを受け入れ、寄り添うことはもちろん大切ですが、一緒に見通しを立てたり、代替案などで納得してもらうことに力を注ぎます。
おやつをどうしてもおかわりしたいときには、似たようなお菓子を見せて「明日これを食べない?」。
学習時間が終わってもプリントがやめられないときには、取り上げるのではなく手に持たせて「次いつやろうか?」。
できるだけ、子どもに決定をしてもらうようにしています。
今はダメ、を、次いつがいい?に言い換えるだけですね。
決まりや今やるべきことを教えていく中で、こういった声かけを織り交ぜることで「気持ちを尊重してくれる」と思う安心材料になるのではないかと思います。
必ずうまくいくやり方ではありませんが、大人と子どもではなく、人と人として話し合いをすることですっと気持ちが落ち着くことがあります。
利用者さん一人ひとりの意志を尊重していきたいです。
(児童指導員:松木佳奈子)