今勉強レストランで取り組んでいるお金学習は小銭がメインとなっており、千円や一万円などの大きなお金はまだ扱っていません。やはり現実味をもたせるなら本物のお札でやるべきなのですが、大きな額であるため扱う際には多少のリスクが生じてしまいます。

そこで人生ゲームを作ってみました!

実物を買おうか悩んだのですがマスが多く、ルールも複雑なため簡略化したオリジナルの物を作成しました。

マスの内容は私だけで全て埋めきれなかったので、子供達にもアイデアを出してもらいました。

『犬を保護した!50,000円もらう』『サボテンのとげが刺さった!2,000円はらう』など、ユニークなマスがたくさんできあがりました。

実際に遊んでみると、手持ちのお金が増えるたびに「やったー!」と大喜びしたり、逆に支払うマスに止まった時は悔しそうにしたり、借金だらけだったのが後半で大逆転したりと、どの子が遊んでも大盛り上がりでした。

人生ゲームを遊ぶことで

・職員も子供達がお札をどのくらい理解しているのか(金種や両替など)が確認できる

・マスの内容を声に出して読むことで、朗読効果がある

・サイコロで出た数を声に出しながらコマを進めることで、数える練習にもなる

などといったメリットがたくさんあることもわかりました。

遊ぶ回数を重ねていくことで、自然と両替を覚え始める子も出てきて驚きました。

とても楽しく遊んでくれているので、作成した側としては作った甲斐があったなあとうれしく思います。

(指導員:田中真梨子)