放課後等デイサービスに通う子どもたちは、みんな何らかの”特性”に困っている場合が多いです。

ADHDやASD、LDやダウン症など、医学的な診断や分類はあり、それによって似通う点もありますが、人それぞれに”特性”というものがあります。

聴覚が過敏であったり、逆に視覚が優位であったり。スムーズに発語することが困難であったり、逆に誰かれ構わず話しかけてしまったり。

私は発達障害の診断を受けたことはありませんでしたが、ひょっとしたら聴覚優位なんじゃないかなと思うことがあります。昔から、音楽を聞きながら読書や勉強をすることができないのです。歌のないインストロメンタルでも文字を追うことに集中できなくなるときがあります。

他方で、人の声をよく覚えます。むしろ顔を覚えることが苦手なので、声を聞いて目の前の人が誰か判断している節もあります。

声を聞くまで、誰と話してるのかわかっていないときがあることをここで懺悔するつもりは御座いません。

ただ、自分を省みることで子どもたちの困りごとと一脈通じるところがないか。あわよくばそこから支援のヒントを得ることができないか探してみたかったのです。

私は自分の特性で困るときもあるけど、運良く切り抜けてくることができました。

勉強レストランそうなんだ!!が、子どもたちにとって、自分の特性とともに生きていくためのヒントを得る場になってくれたらと願っています。

(指導員:磯貝佳史)