「自立支援講座」に対する平成23年度「北区地域作り応援団事業」の助成金交付が決定

当NPO法人の「自立支援講座」は、活動の大きな柱の一つですが、それ対して平成23年度「北区地域作り応援団事業」助成金の交付が決定しました。助成金額は50万円。北区地域作り応援団事業の助成は、昨年度も自立支援講座に対して50万円の助成を受けましたが、2年連続で助成を受けられることになった形です。
その結果、今年度の自立支援講座も昨年度と同レベルの予算を確保できることになりました。ただし、うかれてばかりもいられません。昨年度の自立支援講座ではアンケート調査、ロールプレイの導入など新たな試みに取り組んだ結果、それなりの成果を挙げ、今年度の助成決定にもつながったとみられますが、スタッフの負担は決して小さくありませんでした。しかし今年度、昨年度の企画内容をそのままなぞるわけにはいかず、新たな試みが求められます。
今年度の助成枠は6件、それに対して8件の応募があり2次審査に臨んだのは7件、最終的に助成が決まったのは4件。2件分、助成枠を残した形ですが、審査委員会で審議して基準に満たなければ助成対象とならないそうです。助成枠6件に対して、2次審査に臨んだのが7件だったため、一部では「ほぼ楽勝」との見方もありましたが、決して予断を許さない状況だったことが証明されました。
同じ案件での申請は3回まで認められるため、次年度も自立支援講座での申請は可能ですが、厳しい審査が見込まれます。その意味でも、今年度の自立支援講座は昨年度以上の成果を見せなければなりません。
昨年度の助成決定通知は5月の連休明けでしたが、今年度は統一地方選挙の影響で2次審査(公開プレゼン)の日程が1週間ほど繰り上がって4月16日(日)となった関係で、助成確定も連休前となったようです。その結果、平成23年度の事業計画(予算)も早く固められることになりました。

東京・北区の「地域づくり応援団事業」2次審査(公開プレゼン)

4月16日(日)、東京・北区の滝野川文化センターで開催された東京・北区の平成23年度「地域づくり応援団事業」助成の2次審査(公開プレゼンテーション)に臨みました。勉強レストランそうなんだ!!は、昨年度(平成22年度)、自立支援講座に対してこの助成金を受けましたが、今年度もこの自立支援講座で助成を申請、1次審査(書類審査)を通過、2次審査に進みました。
公開プレゼンにあたり、昨年同様、パワポを準備しましたが、1次審査通過通知から2次審査まで2週間と、昨年より1週間も短く、準備は突貫工事。当日朝まで、発表者の理事長は自宅でリハーサルを繰り返しました。
2次審査を受けるのは7団体(案件)。昨年の13団体に比べると大幅減。どうしたのでしょうか。それはともかく、当日は12時半にスタート。勉強レストランそうなんだ!!は4番目の13時35分からです。持ち時間はプレゼン8分、質疑応答10分です。プレゼンでは、昨年度の成果と今年度の必要性を訴えました。ただ理事長の“力”が入りすぎたのか、途中で時間切れとなってしまいました。もっとも、昨年度の活動の成果の説明はしっかり終えていたので不幸中の幸いでした。
質疑応答では昨年と同様「話します自分の仕事のこと」のビデオ制作費の高さを指摘されました。確かに、素人でも結婚式や運動会のビデオが簡単に上手に撮れるようになった今日、助成申請で計上した予算額は素人感覚的には高く思えるかもしれません。しかし、このビデオのディレクションは秋吉渉氏、カメラは清水八重子氏。いずれもプロです。事前の準備、当日の撮影、そして編集作業(音入れ、字幕スーパー含め)には非常に手間がかかっており、運動会や結婚式の素人ビデオのレベルとは全然異なります。NHK教育テレビで放映しても恥ずかしくないレベルのドキュメンタリー作品となっています。だからこそ、人びとの感動を呼ぶものであることを話しましたが、審査員の胸にどれだけ届いたかは分かりません。
自立支援講座は、この5年間で通算24回実施しました。この講座の密度の濃さにスタッフは自信を持っていますし、参加者もリピータが4割以上を占める回も1回ではありません。しかし、運営的にはまだまだ助成金が必要です。これまで毎年何らかの助成を受けながら実施してきました。「地域づくり応援団事業」の助成が受けられるかどうかの結果発表は5月の連休明けです。残念ながら助成が取れなければ回数を減らす、などの処置はとらざるを得ない状況です。

「話します自分の仕事のこと」開催、勤続20年の人などお二人が発表

平成22年度はなします自分の仕事のこと
まず、2011年3月11日(金)の東北関東大震災で被災された方には心よりお見舞い申し上げます
東京・北区の助成を受けた平成22年度の自立支援講座は、3月20日(日)の「話します自分の仕事のこと」が最終回でしたが、3月11日に大震災があったため、開催可能か、また可能としても開催すべきかの判断が、災害の甚大さが急速にはっきりしてくる開催日直前まで下せずにいました。しかし最終的には、開催可能な状況の中で、自立支援講座が狙っているテーマが普遍性の高いものであり、中止することが社会的に大きく貢献することにはならないと判断、3月18日(金)に開催を最終決断しました。
平成22年度はなします自分の仕事のこと
当日は午後2時から滝野川会館小ホール(東京・北区)で開催されました。「話します自分の仕事のこと」は今回で5回目。毎回、自ら自分の仕事について語り、プロの映像制作者、秋吉渉氏と撮影の清水八重子氏が取材・編集した1日の働く様子のビデオを上映します。毎回2人登場しますが、今回は、東京・恵比寿にあるスリランカ料理 & BEER「Palette」に勤務する佐藤雅敏さんと、すかいらーくグループのカフェレストラン「ガスト」に勤務する楠美将さんでした。
佐藤さんは、青鳥養護学校(現・東京都立青鳥特別支援学校、世田谷区)の高等部を卒業してこのお店に就職、以来20年勤務、「辞めたいと思った時もあった」そうですが、今や主任として欠かせない戦力となっています。一方、楠美さんは、旭出学園(東京・練馬区)の高等部専攻科を卒業して勤務し始めてから3年ですが、同店のキッチンチーフから「いないと困る」と言われるほどの戦力。お二人の働くビデオからは、やりがいを持って楽しく働いている様子がひしひしと伝わってきます。
平成22年度話します自分の仕事のこと
10分ほどの休憩を挟んで、まず「Palette」店長の南山達郎さんが、知的障害者就労の考え方とこれまでの実績について語り、次いで株式会社すかいらーくの人事本部人事政策部教育・採用担当の山本優夏さんがすかいらーくグループの知的障害者雇用の考え方と現状を紹介しました。いずれも実績に裏付けられたお話で説得力がありました。
会場を埋めつくした約60名は、約2時間半にわたるご本人のお話、ビデオ、勤務先の方のお話にうなづいていました。東京・北区の助成を受けた平成22年度自立支援講座はこれで全回終了しました。
なお、詳報を近日中に勉強レストランそうなんだ!!のホームページにアップする予定です。(事務局長)

「事実」、「体験」、「信念」に裏付けられた強烈なインパクト

大山会長の講演風景
雇用している社員の7割が知的障害者として知られるチョーク製造大手の日本理化学工業の会長、大山泰弘氏を講師に迎えて、平成22年度第6回の自立支援講座を、1月23日(日)に滝野川文化センター(東京・北区)で開催しました。テーマは「『働く幸せ』の実現にむけて」。参加者はスタッフを含めて約50名。保護者、企業、福祉関係、など実に多様です。大山氏のお話は、前半と後半に分けて全90分にわたりました。声高ではありませんでしたが、「事実」、「体験」、「信念」に裏付けられたお話しは強烈なインパクトがあり、一つ一つ胸に迫るものがありました。参加者の一人は講演後、「思わず涙が出た」と話していました。
大山会長は、50年前に2人の知的障害の方を職場に受け入れた時、初めは「知的障害のある人は、施設に入ったほうが守られて幸せだろう。それなのに何で、この人達は厳しい仕事をしたいのだろう」と考えていたそうです。しかし、偶然 法事で言葉を交わしたある住職さんの「人間の究極の幸せとは、人に愛され、褒められ、役に立ち、必要とされることなんです。施設に入って守られることではないんですよ」との言葉に目から鱗の思いだったそうです。
それからは「企業は人を幸せにするためにある」という信念のもと、“思い”と“経営”を両立させるため経営に邁進します。それは知的障害のある従業員を、“お客さん”ではなく戦力にする道のりでもあったのです。例えば数字や文字の読めない人のために、色別の容器と錘(おもり)を用意して色合わせだけで計量ができる工夫をするなど、現場社員の理解力に合わせて全工程を組み上げていきました。そうした工夫の一方で「なんで障害のある人と給料が同じなんですか?」という不満にも応えなければならなかったそうです。
大山会長はこうも言います。「企業は人を幸せにするためにある、まして日本の中小企業の手取り足取りで作業を教える職人文化は文字の読めない人に作業をしてもらうのに役立っているのです」と。これはある外国の記者が工場取材をした時の話で気付いたことだそうです。その記者から出た話とは「日本の職人文化は知的な障害のある人にも仕事を教えていくことが出来る。西洋のマニュアル文化ではそれが出来ない」のだそうです。そうなると、日本の職人文化ってすごいということにもなりますね。共生という要素を内包していることになります。
大山会長は、参加者皆さんに“宿題”も出しました。大山会長が、ヨーロッパ各国の福祉制度を視察して知った「ベルギー方式」こそ、日本が見ならうべき制度と思ったそうです。ベルギー方式とは、雇用の対象になっていない重度の障害者を企業が雇用すると、国がその企業の代わりに障害者に最低賃金を支払うというものです。そうすると障害者は地域社会で自立でき、国は福祉施設でケアするより経費節減になり、企業も彼らに少しでも役に立ってもらえればプラスになり、障害者を抱える家族にとっても良い。三方一両得どころか“四方一両得”の制度になるのです。そのベルギー方式を参考にした日本方式を導入したらいい、それには保護者を含め様々な立場の人が声を上げて欲しい、とのことでした。
なお、さらに詳しいお話は、同氏の著書「働く幸せ」にあります(Amazonなどで買えます)。また日本理化学工業は、障害者雇用推進のためにも、粉が出ない新しい筆記具「キットパス」を次世代の主力製品に育てています。(理事長)

理事会で初めて電話会議を活用、きりりと締まった会議に

1月16日(日)、当NPO法人の理事会がありましたが、初めて電話会議を活用、思ってもいなかった効用を実感しました。
理事会は、1~2ヶ月に1回、実施しているのですが、なかなか全員の理事が集まれないのがいつも悩みです。遠方に住む理事あり、外せない仕事が重なるケースもあり、ということで毎回全員が揃うのは難しいのが実状です。
この日も元々全員は揃わない予定だったのですが、加えて、直前まで出席を予定していた理事の一人が、突然腰痛に襲われ自宅から移動できなくなりました。「何とかできないか」と考えたこの理事、「電話で聞くだけでもしたい。必要な資料はFAXで送ってほしい」と連絡してきました。
この話を聞いた事務局長は、2009年11月15日の「おいしい社会科」のことを思い出しました。この時のテーマは「沖縄」。ゲスト講師として琉球大の高良倉吉教授が協力してくれることになったのですが、さすが東京までわざわざ来て頂くわけにはいきません。那覇の自宅から電話による遠隔講義をして頂くことになりました。教室の電話にアンプをつないでスピーカーから高良先生の声が参加者みんなに聞こえるようにし、沖縄の基地問題など沖縄在住の高良先生ならではの生々しい話をやさしく解説していただきました。
その時の仕組みを、この理事会でも活用すればいいと考え、急遽、電話ケーブルを延長、電話器を会議テーブルに置けるようにしました。会議が始まると、教室にいる理事はマイク代わりの受話器を次々とつかんで発言、スピーカーからは、自宅にいる理事からの発言が流れます。
始まる前は、初めてのことでもあり、上手く意思疎通が出来るか不安でした。相手の表情が見えない中で話し合いなど出来るのだろうか、コミュニケーションは言葉だけでなく表情や仕草も含めて成り立つもの、という思いが強かったからです。
しかし、そんな心配は杞憂でした。とても充実した会議になったのです。理由は、貴重な時間を共有しているという緊張感があり(電話料金もかかる!)、話す前に、出来るだけ発言内容を整理し言葉も選んで正確に伝えようとしたからです。また、相手を目の前にしていないからこそ少し言いにくいことも言えたようです。理事会は、これまで、ややもすると雑談に脱線しがちな面もありましたが、今回は軽快な中にもきりりと締まった会議となりました。(理事長)

12/23のくらしの算数は「小さい数字がバカにならない――利息について知る」

2010年12月23日に本年度5回目のグループ学習「くらしの算数/数学」を開講しました。テーマは、「小さい数字がバカにならない――利息について知る」です。
2010年12月23日の「くらしの算数/数学」いつものように、まず100マス計算で“準備体操”。そして、この日のテーマの小手調べとして、1円を「トイチ(10日ごとに1割の利息)」で借りて、10年間まったく返済しなかったらどうなるかを考えました。実はこの話、講談社のブルーバックス「高校数学の教科書・上」のp.220に載っているのですが、答えは1000兆円以上となるというのです。参加者の一人の「たった1円だから、100万円もいかないだろう」との予測は見事裏切られるとともにびっくりしていました。そう、「小さい数字がバカにならない」のです。
シュトーレ・オ・フリュイ続いて小さい数いろいろ(小数、分数、%)、割合には○割とか△%があることを、割引や消費税、ポイント、あるいは銀行預金の利息などを例に確認、時には電卓で計算して確かめるなどしました。仕上げはコーヒータイム。この日のスイーツは、「シュトーレ・オ・フリュイ」。14世紀頃からあるドイツの菓子パンで、クリスマスシーズに食べるそうです。生地にはドライフルーツやナッツが練り込まれており、表面に砂糖がまぶされています。
この日は講師として大変うれしいことがありました。70歳前後で知的障害でない一般女性2名が参加してくれたことです。勉強レストランそうなんだ!!に来ている娘さんから、「おもしろそう」と聞いたとか。「知的障害がなくても学びの“場”」を標榜している当NPOとしては、理想の姿です。次回は2月19日(土)。本年度の最終回で、テーマは「宝くじに絶対当たる方法はあるかな?」です。ぜひまた足を運んで頂きたいものです。(講師TF)

「話します自分の仕事のこと」のビデオ取材終了、今回で10本制作に

2011年3月20日に開催を予定している自立支援講座「話します自分の仕事のこと」に登場するお二人の就労の様子のビデオ取材が、昨日(12/15)無事終了しました。12/1にお一人め(スリランカ料理店勤務)、そして昨日お二人めでした。
「話します自分の仕事のこと」は、知的障害を抱えながら就労している人が、自分の仕事について自ら語るとともに1日の就労の様子をビデオ紹介するもので、2007年2月の第1回以来、毎年2~3月に開催、次回で5回目を迎えます。
12/15にK君の取材をしたガスト小平回田店昨日、ビデオ取材したのは、すかいらーくグループのガスト小平回田(こだいらめぐりだ)店に勤務するKさんの1日。先日、このブログで紹介した秋吉さんと清水さんの取材クルーが、Kさんが出勤する朝9時過ぎから、勤務が終了する夕方4時まで、びったり張り付いて取材しました。Kさんが予想より早く出勤して、撮影が一部間に合わないというハップニングもありましたが、夕方4時まで、ご本人の就労の様子はもちろん、職場の同僚や上司の方々、1日中取材の段取りをしてくださった、すかいらーく人事本部のYさん、そしてご本人のお父さんなどのインタビューも無事撮り終えました。
撮影したお二人のビデオの編集は、1月中旬には終えて各15分ほどの作品となる予定ですが、これで初回から10本制作したことになります。これまでの作品もそれぞれ素晴らしいのですが、蓄積された素材も活かしながら追加取材し、新たなアングルでのさらに素晴らしい作品ができるような気がします。ぜひ実現したいですね。(事務局長)

「そうなんだ祭」発表準備、初めは自信なかったW君、始めてみれば。。。

先日、教室にW君が来ました。来年2月12日の「そうなんだ祭」の発表の準備をするためです。彼は、勉強レストランそうなんだ!!が、理事長自宅での勉強会時代の頃からのメンバーです。既に就労して3年ほど経っていますが、現在の教室で昨年に再開したグループ授業「おいしい社会科」に参加しています。
「おいしい社会科」は、そうなんだの原点ともいうべきもの。心身障害学級であまり実施されていない社会科を何とか組み立てようと考えて2000年に始めたのが「おいしい社会科」でした。現在は4,5人のグループで学んでいます。月1回のペースで、主に時事問題を取り上げて授業のテーマにします。「オバマ大統領誕生」、「オリンピック開催地はどこ?」、「参議院選挙」、「大地震ハイチ」、「クリスマスの起源」等々です。
そして授業の最後にはその日のテーマにちなんだ食べ物を皆で食べます。前の教室では調理も出来たのですが、現在の教室は狭いので、簡単な調理にするか、作ってもらいます。「おいしい社会科」の調理はUさんが担当しています。買ってくることもあります。「大地震ハイチ」の時は、新宿のハイチ料理の店から買ってきました。
その「おいしい社会科」のグループが「そうなんだ祭」で何か発表しようということになり、それぞれがこれまでで一番印象に残っているテーマを発表することになりました。その中でWさんは国旗に関心があるということが分かりました。それではWさんは改めて国旗について調べて発表内容をまとめてみようということになりました。そこでWさんに休日教室に来てもらったという次第です。
初めは「自信が持てない」、「どのようにまとめたらよいのか、分からない」と言っていたWさんなのですが、私と国旗カードを見ながら話しているうちに、国旗について自分が思っていたことを表現するようになりました。そこで出てきたのが「違う国なのに同じ国旗」、「似ている国旗」、「とても複雑な国旗」等々の面白いテーマです。それを私がメモにしました。
その後、私は他のスタッフと話し込んでしまったのですが、横でWさんが私のメモを見ながら400字詰め原稿用紙に鉛筆を走らせ始めました。いつの間にか原稿用紙6枚が埋まっていました(手書きです!)。驚きです。初めは国旗についてまとめるのを渋っていたのに、原稿用紙6枚です。こんな風に初めは渋々だったり、自信がなかったり、興味のあることはあるのにどのようにまとめたら良いのか分からない人は多い、でもちょっと方向性が見えると歩き出す人もいる。こんな事がうちの法人で出来ることなんだと思います。「そうなんだ祭」に向けて準備をして、発表をすることで本人が少し変わる、そんな事を‘そうなんだ’では大事にしたいと思います。(理事長)

「話します自分の仕事のこと」のビデオ取材・編集者のブログ

既に通算22回となる自立支援講座の中に「話します自分の仕事のこと」という企画があります。この企画は毎年2月か3月に実施しており、次回(2011年3月20日)で5回目を迎えます。内容は、知的な障害を持ちながら仕事をしている人びとに、自分の仕事について語ってもらい、雇用先の方にもお話ししていただくというものですが、当日参加した方々に、ご本人の仕事の内容をよりよく知っていただくため、働く一日を事前にビデオ取材、講座当日そのビデオも上映します。
ビデオ取材・編集は、初回からずっと若いがプロの二人にやってもらっています。秋吉渉さんと清水八重子さん、まだ20代の二人には、これまで実質的にボランティアでやってきてもらいました。ビデオを撮ってそれを編集したものは、ドキュメンタリータッチのいい雰囲気の作品。これまで取り上げた職場(作業所を含む)は、来年3月の次回を入れると10カ所(10人)になります。
秋吉さん、東京在住でしたが、起業のためこの12月に東京を離れるとか。起業についての話を聞いているうちに、秋吉さんのブログの話となり、初めて見ました。そのブログの中に、今年1月頃経験した演技事務の仕事の時のエピソードがあります。
この仕事の内容は簡単に言えば、ある時代劇映画の撮影での「エキストラ集め」なのですが、ある時、300人のエキストラをメールで集めたそうです。その時、応募者の中に身体障害者の人がいました。彼は、その人がエキストラを出来るかどうか、すごく迷ったそうです。でも、撮影当日は動きも少ないようなので何とかエキストラができるのではないか思いました。しかし当日お会いしたら、正直かなり重い障害でした。一抹の不安はよぎったものの「帰ってください」と言うのもはばかられたので、カツラや衣装を付けて彼が付き添って現場に行ったそうです。色々あって最後は、エキストラとして参加できず、記念写真だけ撮ってお引き取りいただいた。そのいきさつを読んで・・・・。
皆さん、彼の心情がひしひしと伝わってくる彼のブログをぜひ読んでみて下さい。そうそう、起業は、自転車用バッグのネット通販。こちらも覗いてみてください。(理事長)

毎年寄付してくださるShinichi-ojisanのコンサート

、Shinichi-ojisanの「クリスマス・チャリティ・ライブ」もう半月以上経ってしまいましたが、11月14日(土)午後、Shinichi-ojisanのワンマンショー、「クリスマス・チャリティ・ライブ」に行ってきました。このライブは、もう10年近く毎年、年末に開催しています。今回の場所は昨年に引き続き、JR王子駅そばにある北とぴあ内のプラネタリウム。Shinichi-ojisanは、この5年、毎年このコンサートの売り上げの一部を当法人に寄附してくださいます。法人が発足して以来です。
このコンサートがまたユニーク。実は、Shinichi-ojisanの本業は企業経営なのですが、歌う曲は基本的に、Shinichi-ojisan自らの作詞・作曲。演歌調あり、ポップス調あり、お子さん対象の曲あり、です。そう、企業経営者でありながらシンガーソングライターなのですね。どの曲も、どこか懐かしさを感じさせる曲です。例えば子ども向けでは「空飛ぶたぬき」「ぱんだのパンだ」など。楽しいこと、楽しいこと。思わず笑い出してしまいます。思えばもう今年もあとわずか、コンサートは慌ただしい日々の中のオアシスでした。ちなみに、Shinichi-ojisanのCDが何枚か出ています。AmazonでShinichi-ojisanで検索すると出てきますよ。(理事長)