勉強レストランそうなんだの学習タイムではそれぞれのお子さんが学校の宿題や現在の学力状況に合わせたプリントを中心に学習を進めています。
お子さん達共通のテーマとして昨年度は「お金」の学習を進めてきました。硬貨の種類や硬貨の合計額の計算、買い物やレストランでの注文を想定した合計額やおつりの計算などの学習です。
今年度は共通テーマとして「時計」の学習を進めています。お金は具体物がありますが、時間という目に見えないものについて考えることは大変難しいものです。
現在の時計学習の進め方を簡単に紹介します。

●丁度の時刻が分かる。
●~時半の時刻が分かる。
●~分ごとの時刻が分かる。
●あと何分で何時か分かる。
●何分経過したか時間の流れが分かる。
●分、時間の計算が分かる。

勉強レストランそうなんだのお子さんの場合、丁度の時刻、半の時刻、分の時刻まで読めるお子さんが何人かいます。
ただし、次の段階の何分経過したか、の課題になるとぐっと難しくなるようです。何分経過したかという問いも目に見えるものではありませんね。

時計の課題を紙上のみで教えるのは無理があると思います。算数セットに入っているような時計の模型が1つ、いや2つあって教える側と生徒の側と両方が持っているのが良いと思います。教える側だけが時計の針を動かしても生徒はピンとこない、自分で針を動かしてこそ少しずつ実感するのではないでしょうか。

時間の感覚を身につけて1日を有効に過ごしてほしいと思います。

管理者兼児童発達支援管理責任者
福喜多明