11月25日土曜日には第60回自立支援講座『てあわせワークショップ』を行います。

勉強レストランそうなんだ!!ではこれまで自立支援講座として、障害者(児)がこの社会の中で自立して生きていくために必要なことを学ぶ機会を作ってきました。

就労というのがひとつ大きなテーマである一方で、就労だけが自立した社会生活ではないという手応えもあります。

 

依存先を増やすことが自立であるならば、就労のみを社会参加の場にすることはリスクがあります。

適切な環境を構築するためにも、社会参加の場は複数あったほうがよく、そのための方法のひとつとしてご紹介したいのが〝てあわせ〟による自己表現です。

 

〝てあわせ〟を一言で説明しようとすると「インクルーシブダンス」となり「体動かすのは苦手だから」とか「ダンスとか踊るのなんて無理!」と言われてしまうことも多いです。

しかしだからこその〝インクルーシブ〟です。手と手をあわせることは誰でもできます。

寝そべっていたって、恥ずかしがって舞台袖の緞帳にしがみついていたってアリ。

それがその人の今できる最大限ならば、それに応えた表現が私たちの中からも出てきて、共に創る表現ができあがります。

 

どうしても表現教室的になると、誰かに絵筆を握らせてもらうかのようなことも起こりがちです。けれど施す施されるでなく、誰でもできるのが〝てあわせ〟です。

ダイバーシティもインクルーシブもあえて言うまでもなく当たり前の、ごく自然なことです。

説明が難しいので実際に体験して欲しいですし、かつて滝野川学園も存在した北区や滝野川でも盛んに行われるようになったら、そこが社会参加の、自立を支える場になる期待があります。

誰でもできて、あらゆる表現が肯定されるからこそ、失敗することが平気になり、挑戦することが当たり前になっていきます。

安心して失敗できる居場所があるからこそ、平気で挑戦を続けられる。そうした好循環のきっかけを作ってみたいです。

何より人と触れ合うことで出会うと同時に、思いっきり体を使うことで、自分の体が動きたがっていたことを再発見し、自分自身とも出会うことができます。

 

詳細はこちらから。

ご参加申し込みお待ちしています。

西ふれあい館で一緒にてあわせしましょう!

(児童指導員:磯貝佳史)