勉強レストランそうなんだの事業所では時々研修会を開いています。

9月28日には「自閉症スペクトラム障害」(平岩幹男著 岩波新書版)を元に研修会を開きました。

自閉症スペクトラムの主だった特徴からそれゆえ生ずる社会的な困難について述べられています。それらの困難も療育による訓練で改善できる道があるとしています。療育の方法として主だったものとしてTEACCHやABAが紹介されていました。

当事業所にも自閉症スペクトラムと診断された生徒さんは沢山通ってきています。なかにはこだわりが強く、なかなか次のプログラムに切り替えられない生徒さんもいます。

また、自分の思いが伝わらないことで感情のコントロールが効かなくなってしまうお子さんもいます。そんな時、感情の激しさに対応する指導員も疲労困憊します。なぜ、これほど激高するのか? 指導員も悩みます。

色々な療育の方法の中で1つの方法にだけ限定するのではなく、「社会の中での自立」を目指して支援をしていきます。基本的な考えは一致していても細かい点では意見の相違も生じます。

相違点をすり合わせることは大変難しいことですが、それを乗り越えてこそ良い支援に結びつくと思います。。

 

管理者兼児童発達支援管理責任者  福喜多明子