今年の夏祭りはこれまでの形に新たなメニューが加わりました。

これまでのゲームにプラスして子供たちが運営するレストランが開業します。「勉強レストランそうなんだ」が開業します。

これもお金学習の流れを汲んだものです。

本物のお金を使ったお金学習が一定の成果を上げたのですが、あくまでも机上での学習です。そこで実際に食べ物を作って提供し、食べた人は料金をレジで払うという仕組みを作って体験してもらうという試みです。

 

これまで実施してきた夏祭りのゲーム(魚釣りなど)も並行して店開きするので子どもたちはゲームとレストランと両方楽しみます。子どもたちを2グループに分けます。お客さんになったり、お店のスタッフになったり双方の役割を経験します。クッキング、ホール、レジ、ゲーム担当すべて生徒が担当します。はじめての試みなのでどうなるかは分かりませんが、楽しみですね。

 

Aさんはレストランのレジ係に抜擢されて張り切っています。彼はお金学習についてはゆっくりではありますが、じっくりと正確に取り組むタイプです。高等部在籍なので勉強レストランの利用日数も限られてきます。これまでそうなんだフェスティバルでは彼自身が興味を持ったことを調べて発表してきました。レジ係も真面目にしっかり取り組んでくれると思います。

Bさんはさまざまな事柄に興味を持ち、他の友達に伝えたい気持ちを持っています。積極的な反面、繊細でなかなか人前で発表するなどの行動が出来なかったのですが、最近は少しずつ積極的に前に出るようになりました。そのBさんは早くから夏祭りのレストランスタッフに手を上げていました。Bさんはレストランのシェフ担当になり、お家でよく作る料理をメニューに加えようと意気込んでいます。

1つのプログラムを通して新しい自分を見つける勉強レストランそうなんだの仲間がたくさんいますように。

私もわくわくしています。

 

管理者兼児童発達支援管理責任者  福喜多明子