今年の夏休みの新しいプログラムにパソコン体験会があります。

「文章作成」と「表計算」の2コースがあります。それぞれ参加人数に限りがあるので高学年のお子さんの希望を優先する予定だったのですが、予想に反して希望者は低学年のお子さんが多かったです。

勉強レストランそうなんだでは「社会人による社会貢献としてのパソコン講座」や「王子特別支援学校の土曜講座でのパソコン授業」など障害特性のある人々にパソコンに慣れ親しむ機会を幾つも提供してきました。

約20年前、パソコンは「障害のある子にはぜったい無理」、「まずマウスが使えない」などと言われていました。ところが今、多くの就労移行支援事業所では就労訓練のツールとしてパソコンを取り入れているのです。

パソコンに限らず障害特性のある人々が「出来ない」と決め込まれていることは意外と多いのではないでしょうか。

 

パソコン体験会で1人の生徒さんが作った作品です。自分の名刺を作りました。お名前は伏せてあります。

 

この作品が出来たとき、彼はどんなに嬉しかったでしょう。指導員さんたちに挨拶をしながら作りたての名刺を渡していました。指導員さんも自分の名刺を渡します。その時の彼の嬉しそうな、何とも言えない表情‼

 

新しい自分を見つける体験を夏休みにしてほしい、勉強レストランそうなんだがなつのプログラムの企画を作る時の目標です。

 

管理者兼児童発達支援管理責任者  福喜多明子