夏休みが始まって早くも2週間です。

からスタや工作など普段の活動もありますが、ラジオ体操やお弁当など、長期休みならではの活動にも慣れてきました。

 

お昼ご飯の時間にお米の話題から稲作の話になり、子どもから「イタイイタイ病!」という言葉が出てきました。

その場で理事長による四大公害病についての即興授業が始まりました。

小学校で習ったのに、4つすべては私も思い出せませんでした。

 

「先生になりたい!」という子も出てきて、彼らにとって一番触れる機会の多い家族以外の大人であることに責任を感じます。

「先生には免許ないとならないんだよ」という声が聞こえてきて、学校の先生と放デイの指導員の違いをかみ砕いて説明しました。

 

かく言う私も挨拶できなかったのに、今では「ちゃんと挨拶しましょう」なんて言う側になっています。

手先の供応が苦手で相変わらず手を震わせながら連絡帳を書いています。

発達障害について学ぶうちにDCDというものも知りました。

学べば学ぶほど発達障害に自分も該当するのではないかと思い当たる節の連続です。

きっと診断を受けずに社会に適応している人や、診断が出たがそのことを告げられずにクローズ就労している人というのは思ったより多いのかもしれません。

 

私も今働けているのは厚生労働省の事業である若者サポートステーションで就労支援を受けたからですし、その頃の仲間の何人かは就労移行所や継続支援B型を利用しています。

だからこそ希望を感じずにはいられません。ドーパミンのコントロールを行いながら私も働くことができているなら、放課後等デイサービスの利用者が卒業したあと、放課後等デイサービスで働く未来もあり得るかもしれない。

 

「勉強レストランそうなんだ!!の先生になりたい」なんて、この仕事をしていて一番嬉しいセリフかもしれません。

尚のこと学ぶことをやめられなくなりました。同行援護従業者養成研修で得た知見は、視覚障害者のガイドに限らず役に立っております。

いつも目の前の利用者に、適切な支援を学ばせていただくつもりで現場に立っていたいと考えております。

(指導員:磯貝佳史)