今回のからスタのテーマは『選挙について』『実際に投票をしてみよう』でした。

子どもたちにとって『選挙』というものはまだ遠い先のことかもしれませんが、少しでも身近に感じてもらうためにこのテーマを取り上げました。

実際に投票をしているんだという気持ちを持ってもらうために、このような本物そっくりの投票用紙も作ってみました。

まず『選挙とは何か』『投票に行かなくてもいいのか』というところから説明しました。予想よりも真剣に聞いてくれていました。

次に、模擬選挙・投票です。勉レスが10万円をもらい、その使い道をどうするか3人の先生が提案している。話し合いに参加できるのは一人の先生だけなので、代表を子供達に選挙で決めてもらおう、という架空の事例を作って投票する先生を考えてもらいました。

A先生は『お菓子をたくさん買う』、B先生は『パソコンやタブレットを新しく買う』、C先生は『漫画や図鑑をたくさん増やす』という意見で、どの子もかなり真剣に考えていました。

また、投票用紙に名前を書く時は候補者指名に書かれている名前を正確に書くこと、勝手に漢字にしたりひらがなにしたり、カタカナにしてはだめだよと本当の投票と同じようなルールを説明したところ、「そうなの!?」

投票する前後ではだれに投票したかを言ってはいけない、という注意事項をしっかり守り、簡易投票所に一人ずつ入って静かに投票していました。

その後開票作業をし、『漫画や図鑑をたくさん増やす』の意見のC先生が当選して、投票した子どもたちは悔しがったり喜んだりと様々な反応を見せていました。

「選挙楽しかった!またやりたい!」との声が上がったことが一番うれしかったです。また利用者の違う曜日で模擬選挙をするのもいいなと考えています。

(指導員:田中真梨子)