私は子どもたちの作文を読ませてもらえるととても嬉しいです。慢性的に国語力の低下が問題視 されている時代だからこそ、子どもの日記や読書感想文、小論文などは読み甲斐があります。
国語力は国語科の授業以外でも必要になる能力です。より正確に言うと読解力ですが、さんすうで、計算は十分できるにも関わらず、問題文の意味がわからなくて立ち往生する子どもはたくさんいます。
言葉で思考する以上、文法を理解し言葉の解像度を上げることはアンガーマネジメントなどのSSTにも関係すると考えています。
勉強レストランそうなんだ!!でも、折に触れて作文の添削を行なっています。
ですが、作文は苦手意識のある子どもが多いですね。
原稿用紙なんて破ったって逆さに書いたって構うことはない。採用試験の小論文でもない限り正解もない。
作文は問題を解くことより、問題を見つけてくるためにあるのだから。
子どもたちにとって正解がないということは、とても怖いのだと思います。
平気で間違いをする大人になられては困るけれど、間違ってしまっても平気でいられるようにはなってほしいです。
用意された正解のない世界で、自分が書いた作文には唯一無二の価値があるってことを、子どもたちと学んでいけたらと思っています。
(指導員:磯貝佳史)