勉強レストランの子どもたちは平日学校が終わってから登所します。学校から事業所へ通所する方法は大きく2つのパターン分かれます。職員と車や徒歩でくるパターンと一人で公共交通機関や徒歩でくるパターンです。

 

この方法が変わる、具体的には職員と一緒に来ていた子どもが一人で来るようになる時があります。いつも迎えに行っていた子が到着するのを待つ時間……なかなか緊張感がある時間です。そして無事顔を見せ元気に「こんにちは!」と言って入ってくる姿を見ると心から「よかった」「凄いね!」という気持ちになります。また、その時の子どもの少し誇らしげな顔も印象的です。中には「こんなの簡単だよ」とはにかみながら言う子もいます。(笑)

 

こうした瞬間が訪れるには子ども、保護者様、職員の連携による練習期間があります。数カ月、数年間スモールステップで小さな課題をクリアして最終的には保護者様の決断によって一人通所の開始となります。(学校の「許可」が必要な場合もあります。)

一人通所にはもちろん色々なリスクがあり得ます。しかし職員と一緒に行く場合でも100%安全はあり得ません。(職員が出来る限りの安全を確保するのは当然ですが)そうした場合多くの保護者様は子どもに携帯を持たせることが多いです。また、迷子になった時にGPS機能などで場所をわかるようにするなどの方法もあります。

 

一人通所ができるようになると将来的には活動範囲が広がりますし、自信、自覚のようのものが芽生えることによって子どもに良い影響をもたらすと思います。

(指導員:浦田悠治)