放課後等デイサービスをご利用される保護者のかたにとって。

気になるけれど、いざ質問するのははばかられるであろう子どもたちのお弁当事情。

さすがに無断で写真を載せはしませんが、今日はその辺りを記事にしてみたいと思います。

 

夏休みなど、勉強レストランそうなんだ!!で持参した昼食を取る場合。

お弁当箱につめて来られるかたと、コンビニなどでご購入されたものをそのまま持って来られるかたの割合は6:4くらいです。

 

まず前者を掘り下げて話しますと、ご飯とおかずのオーソドックスなものが多いです。

白米そのままではなくふりかけやチャーハン、のり弁なども見かけます。

おにぎりは子どもたちにも人気なのか、中に入っている具を自慢する光景も散見されます。

今日もお弁当の感想を聞くと「美味しかった!」と力強く答えてくれました。

 

おかずはからあげや焼売などが人気な印象です。

プチトマトや肉じゃが、ブロッコリーなど野菜も みんな召し上がっています。

玉子焼きなどは「自分で作った」と自己申告する子もいて将来が楽しみです。

 

一方、ご購入されたものの場合ですが、いつもお弁当タイプのものを持ってくる子もいれば、おに ぎりやサンドイッチ、菓子パンを持ってくる子もいます。この辺りは食べられる量に個人差があることが理由でしょうか。

ケンタッキーの袋からチキンを取りだし「やったー!」と言いながら食べる姿も見かけます。

おにぎりやサンドイッチを持参する場合、自分でコンビニで買い物してから登所する子もいます。

 

もちろん作る手間暇をかけることは愛情です。

一方で特に夏場ですが、朝用意したお弁当が万が一お昼時まで鮮度を保てなかった場合のことを考えて、冷凍食品を活用したりコンビニなどでできあがっている食品を買ってきたりすることも工夫の一手だと思います。

 

ある子がミートボールだらけのお弁当箱を見て言っていました。

「ミートボール入れてとは言ったけど、いろんなおかずを入れないでとは言ってない!」

子どもの食べたいものをたくさん入れるという愛情表現がすれ違ってしまった事例でしょうか(笑)

本人も自分の要望を説明しきるボキャブラリーが足りなかったのかもしれません。

注ぐ側の愛の形と、受けとる側が求める愛の形がすれ違うことは子どもだけに限らず人間関係で普遍的にみられることです。

 

SDGsのご時世だからではありませんが、あまり深刻にならず、食事の用意も時には手間を抜いて毎日の生活をゆっくり持続させていけたらと思っています

(指導員:磯貝佳史)