勉強レストランそうなんだ!!に通う子どもは電車などの乗り物が好きな子が多いです。路線図を見ながら習ってないはずの漢字の駅名を一生懸命読んでる姿を見かけます。

 

車での送迎中にもカーナビを触って地図を眺めたり、タブレットで自動車や飛行機の運転ゲームをしたりして過ごす子もいます。

 

もしかしたら、地図の上でなら何処までだって行ける。自由に果てしなく何処までも行きたいという気持ちがあるのかもしれません。

 

また、ある日子どもたちの希望でディズニーのアニメ映画『アラジン』のビデオをみんなで見ました。

ビデオ上映、まだまだ経験の浅い指導員の私としては緊張するレクリエーションです。

何故なら”ビデオさえ見せておけば子どもたちを放ったらかしても場が保ってしまい得る”からです。

放課後等デイサービスで過ごす貴重な時間の使い方としてこれで良いのか迷いましたが、杞憂に終わりました。

 

ジャスミンが宮殿の外に出たがっている場面で、窓から飛び立つ鳥を眺める描写を見て、ある子が「鳥は自由だ」とつぶやきました。

描写の演出意図を正確に読解していることがわかります。大人でものんべんだらりと見過ごして演出意図なんて考えもしない人がいる中、この読解力(リテラシー)の高さは彼の宝物だと思いました。

またその後「鳥になりたい」とも言っていたのですが、こんな感想もし作った人が聞いたら泣いちゃうんじゃないかと思いました。

 

他方で大人気の工作の時間。

「こういう風に作ってください」とやり方を指図されることを嫌う子もいます。

本人は「もっと自由にやりたいんだよね」と言いますが、何の指示もせず放り出してしまうと完成までこぎ着けられずに挫折してしまいます。

 

みんな自由にあこがれるけれど、飛べる鳥は自由に何処へでも行ける代わりに自力で餌を獲らなくてはならない。対してカゴの中の鳥は何処にも行けないけど安全は約束されている。

子どもたちから私の方が教わった気がしました。

(指導員:磯貝佳史)