障害のあるお子さんを持つ若い保護者さんには今現在のことで頭が一杯のことと思います。

学校のこと、放課後のこと、就労のこと、その他諸々です。

「親なきあと」我が子がどのような生活を送るのか、について思いを巡らすようになったのは私自身、ここ数年のことです。

2020年1月26日第55回自立支援講座「親なき後を考える」でば「親なきあと」相談室を主宰する渡部伸さんに講師をお願いしました。

お金(相続、信託など)、住まい、日常の支援といった観点から何を準備しておいたら良いか具体的なお話を聞くことが出来ました。(自立支援講座第55回参照)

しかし、大筋の方向性は理解できても百人いれば百様の人生があるわけで、これなら安心という訳にはいきません。資産、家族構成、ご本人の状況、その他の条件の違いから簡単には答えは出せません。

まして親子共に年を重ねてくると「65歳の壁」も気になってきます。65歳になるとこれまで受けていた障害者総合基本法による障害者福祉サービスから介護保険法による高齢者介護サービスを優先的に使うことが求められるのです。両者の重複するサービスを解消

するためということですが、一方で負担が増えたり、これまで受けていたサービスが受けられなくなったりということも一部ではおきているようです。

 

管理者兼児童発達支援管理責任者

福喜多明子