放課後デイサービス勉強レストランそうなんだには延べ20数名の小中高学校の生徒が通っています。8割以上が男の子です。

小学校4年生ともなると、手をズボンの中に入れてゴソゴソという姿をよく見かけます。自然のことなのでしょう。しかし、大勢の人の目があるところでとなると話が違ってくるのです。

過去の自立支援講座で障害のある人の性の問題を何回となく取り上げてきました。講師の山本良典氏のお話は分かりやすく、具体的な事例がたくさん盛り込まれていました。ある男性は幼い時からお母さんと行動することが多く、外でのトイレは女子トイレを使用していました。そのため女子トイレのマークをしっかりと憶えたのです。成長してから一人で外のトイレを利用する時、習慣で女子トイレに入ってしまい周囲に騒がれてしまった、等あるあるエピソードが満載でした。

性を人間関係の課題ととらえて「パブリック」と「プライベート」の区別をつけること、というお話も納得のいくものでした。

でも、言葉の理解が難しいお子さんの場合はどうしたら良いか、これからの課題です。

管理者兼児童発達支援管理責任者 福喜多明子