今回のカラフルスタディは『小笠原について(海編)2』でした。昨年も同じテーマを取り上げたのですが、前回行った時よりも新しい利用者が増えたこと、子ども達の反応がよかったテーマだったということもあり、もう一度行うことにしました。

小笠原を題材にした理由としては、私自身が子どもの頃小笠原に住んでいたことがあったためです。普段生活していたらなかなか見ることができない綺麗な自然や生き物を子ども達にも見てもらいたい、驚いたり感動してもらいたいと思ったことがきっかけです。

子ども達にはまず小笠原の場所を示す地図を見せ、『小笠原はどこの都道府県なのか』というところから考えてもらいました。実は北区と同じ東京都なんだよ、と言うと驚いた顔をしていました。クジラやイルカのツアー動画では、クジラの尾びれが見えたりジャンプをするたびに歓声があがり、イルカが近くに寄ってきているのを見て「僕もイルカと泳ぎたいなあ」といっている声も聞こえました。

クジラの鳴き声はどんなだろう、とクイズを出すと「フクロウみたいな鳴き声かも」「ンー、て鳴くと思う」と各々自分で考えた予想を答えてくれました。実際に声を聞いてみると「牛みたい!」と驚いていました。

アオウミガメの産卵の動画では皆真剣になって静かに見入っていました。「卵は何個くらい産む?」「なんで泣いてるの?」など、様々な疑問が飛び交いました。不思議に思ったことをすぐに聞けるのは素晴らしいことですね。ちなみにアオウミガメは1回の産卵で100個程卵を産みます。そしてウミガメが泣く理由ですが、あれは本当に泣いているのではないのです。詳しい説明は下記URLのアオウミガメ産卵動画にありますので、ぜひご視聴ください。子ガメの放流では砂浜から一生懸命に海へと向かう子ガメに「頑張れ!」「あともう少しだよ!」と応援の声をかけていました。次回は小笠原の山編を取り上げられたらいいなと思います。

※今回子供たちに見せた動画の一部URLです。もしよろしければご家庭でもご視聴ください。
(リンクはYOUTUBEに飛びます)

ホエールウォッチング(小笠原諸島 母島)ザトウクジラ 鯨の大ジャンプのオンパレード

ザトウクジラの鳴き声(ソング)

アオウミガメの産卵

アオウミガメ(子ガメ)の放流

(指導員:田中真梨子)