“発見授業”で紙づくり、象のふんでできた紙も見せる

8月22日、滝野川文化センター(東京・北区滝野川会館内)の視聴覚室にて第3回「そうなんだ発見教室」が午前10時から開かれました。今年度全6回の前半の最終日です。この日の“発見授業”のテーマは、「紙を作ってみよう!」。担当講師は今年度の新メンバーである深沢新也さんです。生活の中で浸透しているものに改めて注目し、普段の生活における重要性を意識させようとのことで企画されました。この日の生徒は8名、学生スタッフは10名。
blog130822-01.jpg今回のアイスブレイクは、こちらも新メンバーの堀切亜紀子さんによる「リズム自己紹介」。手拍子に合わせて、ニックネームと、好きなものやことを言い、リズムに合わせてお互いの理解を深めようというものでした。
この日は、最初に発見授業、後半が宿題タイムです。その理由は、生徒さんたちが作った紙をそのまま持って帰ってもらうために、乾燥する時間などを見ておきたかかったからです。
発見授業では、まずは、紙の原料となるものをいくつか挙げました。珍しかったのは象のふんでできた紙。実物と共に紹介しました。動物の排泄物ということで、生徒も興味津々、紙を恐る恐る触る生徒も……。
blog130822-02.jpgメインは、やはり紙すき体験。細かくちぎったティッシュと水の入ったペットボトルに好きな色の絵の具や糸を入れよく振り、紙すき台に濾していきます。日頃、作業をするのが得意ではない生徒もうまく集中して水をこぼさないように、紙すき台に垂らすことができました。あとは講師の深沢さんが、後半の宿題タイムの間、アイロンを使ってひたすら乾燥、当日中には完成品ができ、各生徒に渡すことができました。
一見単純作業に見える紙作りですが、ここに至るまでの準備は相当なもの。今回の実践でどの程度紙について理解してくれたかは定かではありませんが、きっと彼らが紙を作ったというその経験をどこか心の中で残してくれていることを信じています。
blog130822-03.jpg宿題タイムでは昨年や一昨年に参加した生徒が、漢検やアルファベット、これまではやってこなかった課題と向き合っており、それをスムーズに解いている姿を見ると、1年という期間の成長をしっかりと実感します。集中して取り組む姿を見ることができ、学習面においても彼らの成長が楽しみです。
教員を目指しているある学生メンバーが、今回の発見教室を通し、発見授業の内容を実習で参考にしたいと言っていました。準備は大変だったとは思いますが、目に見えて紙の製造工程を垣間見ることができるこの発見授業は大成功だったと思います!(川村泰彬)