第12回「そうなんだ発見教室」が2月3日(日)、東京・北区の滝野川文化センター(滝野川会館3階)の視聴覚室で行われました。電通育英会の平成24年度助成事業として昨年5月から準備が始まった「そうなんだ発見教室」全12回は今回が最終回。参加した生徒は12名、学生は15名ほどで。この日は今年度最後の発見授業と2月10日に行われる文化発表会「そうなんだ祭」の練習をしました。今回の“発見授業”は増田直友さんの「錯覚ってなんだろう?」、そうなんだ祭の練習は、以前行った発見授業に関する発表の練習、そして最後に「そうなんだ祭」のフィナーレでみんなで合唱する歌「Believe」の練習です。
恒例の冒頭の自己紹介では、名前と「好きな学校行事」を生徒全員が発表してくれました。遠足が好きな生徒もいれば、特にないという生徒も結構いました。これには個人的に少し驚きましたが、今回の自己紹介もみんな楽しんでいたようです。
blog130203-01.jpg自己紹介の後、増田さんによる「錯覚ってなんだろう?」の“発見授業”が始まりました。まずは、錯覚にはどのようなものがあるかのパワポのスライドショーをみんなで見ました。同じ長さの2本の線でも、両端に“内向きの矢印”をつけた線と“外向きの矢印”をつけた線では長さが違って見える例や、有名なエッシャーのだまし絵などスライドショーの中で取り上げられた錯覚の例をみんなで見たとき、生徒から「わかった!!」、「下の線の方が長い!!」などなど、積極的な発言がたくさん上がりました。
スライドショーを見た後は、実際にどのような錯覚があるのか、錯覚を見破るための方法はあるのか、を生徒・学生がペアになって考えました。生徒には六つの錯覚の絵が載っているA4サイズの紙が配られました。錯覚を見破る方法には色々なものがありました。
blog130203-02.jpg例えば「本当は同じ長さだが、見た目は違う長さに見える2本の線」の錯覚を、ある生徒さんは定規を使ってそれぞれの長さを測り、錯覚に惑わされているということを発見していました。他にも「本当は平行に並んでいる直線だが、斜線が引かれることで平行には見えない」という錯覚を修正液を使って見破った生徒さんもいました。ペアワークのあいまに各自が見つけた錯覚を見破る方法を発表する時間もあり、ほかのペアのアイデアも参考にしつつみんな楽しそうに作業していました。
この後、少し休憩をはさみ「そうなんだ祭」の練習に取り掛かりました。まず、生徒と学生は各自が担当する発見授業のグループにそれぞれ分かれ(全4グループ、1グループに生徒は2人ずつ)、発表する台詞の役割分担をしました。役割分担をするとき、生徒同士がお互いよく話し合っていたり、読みの難しい感じがあるときは教えあったり協力し合っている姿を見ることができました。また台詞を読む練習のときは、前を向いて読むことを意識したり、大きい声で読めるよう努力したり練習に積極的な姿も見ることができました。
歌「Believe」の練習では、みんなで円になって練習をしました。歌詞カードを見ながらの練習だったのですが、歌詞を見ないで歌えている子も何人かいて、歌詞を覚えるのが苦手な私からすると感心するばかりでした。みんなが頑張っていました! 来週の「そうなんだ祭」がとても楽しみです!!
最後になりましたが今回ブログ担当は風巻佑佳でした。最後まで読んでいただきありがとうございます。(風巻佑佳)