1/27の“発見授業”は「みんなちがって、みんないい」、文化相対主義をとことんやさしく楽しく解説

1月27日、第11回目の「そうなんだ発見教室」が滝野川文化センター(東京・北区、滝野川会館3階)の視聴覚教室で午前9時半から行われました。
今回は、ここ最近のニュースでも伝えられているインフルエンザやノロウイルスの流行の影響もあってか、お休みになられた生徒さんや講師の学生さんも見受けられ、参加生徒は6名、学生は8名と前回までより少なめでした。ました。皆さん、インフルエンザやノロウイルスにはくれぐれもご注意を!
さて本題。いつものように、最初は一言あいさつ。今回のテーマは「好きなおやつ」。マカロンとかいちごチョコ、アイスクリームと皆それぞれ思い思いのお菓子を挙げてくれましたが、中にはラーメンと答えた生徒もいました。
blog130127-01.jpg続いて“発見授業”。今回の担当は伊藤由佳さん。テーマは「みんなちがって、みんないい――文化相対主義」。文化相対主義などという言葉が出てくるとやたら難しそうに感じますが、ポイントは「みんなちがって、みんないい」ということ。世界には色々な人が生きていて、その色々な人々の数だけ「考え方」や「価値観」と言うものがあります。どれが良くてどれが悪いという正解は無く、だからこそ「みんなちがって、みんないい」のです。
早速、世界の食べ物の写真を見ながら具体的授業が始まりました。題して「これって、おいしそうだと思う?」。まず出てきたのがアメリカのカラフルケーキ。日本人の感覚ではとても食べ物とは思えない毒々しい色をしています。次はイタリアのお砂糖入り緑茶。こちらは紅茶に砂糖をいれることを考えれば、まあ常識の範囲。しかし中国の竹虫(タケツトガの幼虫を揚げたものや、フィリピンのバロット(孵化しかえけた卵を茹でたもの)となると、インパクトは強烈で、会場のあちこちから「えー?」といった声がわき上がりました。
blog130127-02.jpg次に、日本で一般的に食べられている卵がけご飯や納豆、タコの刺身を例に挙げ、実はこれらがが外国の人々にとっては理解しがたい食べ物であることを紹介、「どうやら、私たちの『おいしそう』と、外国の人の『おいしそう』はちがうみたい……」との結論に導きました。そして、外国に行った時、食べたことがない不思議のものを勧められたらどうするか、自分が「おいしい」と思っている食べ物を「気持ち悪い」と言われたどう思うかをみんなで考えました。
まとめは「世界中にたくさんの人がいて、いろいろな考えがある」。「時には私(僕)の好みが違うと思うかもしれないが、みんなちがって、みんないい」と訴え、「みんな違うから新しい発見がある!!」と締めくくりました。
伊東さんの一連の説明のあとのお楽しみタイムでは、世界のお菓子を試食してみました。当日用意されたのは4種類。中近東の国オマーンのデーツ(ナツメヤシの実を乾燥させたもの)、南ドイツ周辺が発祥の地と言われる焼き菓子プレッツル、ドイツで子どもの歯を強くするため開発されたグミキャンディーのハリボー、インドの甘いお茶チャイそして向けお菓子。最初生徒さんたちは臭いを嗅いだり、恐る恐るお菓子を眺めていましたが、時間が経つにつれ美味しそうにそして楽しそうに食べていました。中には完食する子もいました!
この授業を通して世界には色々な考え方があるのだなということが学べたと思います。「人の考え」というのはこれと言った正解は無いのだから、また人に押し付けてはならないと改めて考え直しました。食べ物と言うフィルターを通して生徒さんたちも人には色々な考えや感じ方があるのだなということが分かったと思います。文化相対主義のことを学びつつ、お菓子も楽しめると言うとても面白く、良い雰囲気の授業だと私は感じました。
今回の発見授業は1本。後半の時間は、2月10日に予定されている「そうなんだ祭」の練習をしました。(平林宏基)