8月10日、第2回そうなんだ発見教室が、前日の第1回と同じ滝野川文化センター(東京・北区)の第2学習室で開かれました。午前9時半、12名の小中学生が夏休みの宿題を抱えて集まりました。例によって小中学生の参加者と大学生の自己紹介のあと、宿題タイム。
小一時間の宿題タイムを終えると休憩をはさんで“発見授業”です。今回のテーマは「なぜ飛行機やヘリコプターは飛ぶの?~揚力の話~」、学生講師は坂本雅洋さん。ヘリコプターや飛行機がなぜ飛ぶのかをパワーポイントを使って説明したり、扇風機を使った揚力の実験を見せたりしました。この実験では、まず厚紙を飛行機の翼の断面の形になるよう二つ折ったものを作り、真ん中辺に穴開けパンチで穴を開けておきます。次に発砲スチロールの台に竹串を2本、翼のパンチ穴の間隔に上向きに刺し、次に翼の穴に竹串が入るよ差し込みます。そして、強にした扇風機の風を当てるとふわっと浮き上がるというわけです。
一通りの説明と実験のあと、竹とんぼキットを使って竹とんぼを作り、また白い紙で紙飛行機を作り、最後に順番に的を狙って投げるということをしました。
筆者の感想を述べるなら、楽しめる「遊び」の要素と、「なぜ飛行機は飛ぶのだろう?」といった疑問を理解する要素が両立しており、とても興味深い授業だと思いました。パワーポイントや実演もとても分かりやすかったです。生徒さんの顔見る限り、とても楽しんでいたと思います。
この授業の反省点を挙げるとすると的を狙って投げる際に、投げる順番が少し曖昧で、スムーズに進まなかった点もあると思いました。そして、私もその気持ちは分かるのですが紙飛行機などを手に取るとつい投げたくなってしまいます。このことについては私も共感できますが、もし紙飛行機の先が他の人の目に入ってしまうことも起きかねません。そうなってしまったら授業どころではないので、今後とも気をつけていきたいです。
最後に自己紹介。現在、立教大学コミュニティ福祉学部2年の平林宏基です。大学では障害者に対する人権について学んでいます。この発見教室が、勉強レストランそうなんだ!!の活動への初めての参加ですが、すごく面白かったですし、とても参考になりました。生徒さんたちに「遊び」の要素と「問題の解決」の要素が共存したものを伝えるのはとても難しいと思いましたが、私も今回の授業のようなことを生徒さん達に伝えられればいいなと思いました。(平林宏基)