8月14日、勉強レストランそうなんだ!!の講師会が午前9時より、滝野川文化センター(東京・北区)第3学習室で開催されました。集まったのは講師3名、大学生6名(うち学生講師2名)、そして理事長、事務局長の計11名です。議案は、2013年2月10日に行われる「そうなんだ祭」を、昨年以上に充実させるための施策に関して。本議案を議論するにあたり、二つの論点から討議しました。第1は、「そうなんだ祭」当日の内容及び運営方式。第2は、そうなんだ祭実行委員会の設置についてです。
第1の論点に関しては、講師、学生含め多くの方から意見が出されました。主な意見は下記の通りです。
①生徒たち全員で発表するような「全体企画」を企画するか、
②企画する場合はどのような形式にするか、
③リハーサルの日程はいつにするか、
④リハーサルの部屋は本番と別の部屋か、
⑤制限された予算内でリハーサルの部屋まで確保できるのか、
⑥本番当日は控室を用意するか、
⑦ご両親達が新鮮な気持ちで子供達の発表を見られるよう、リハーサルにご両親が参加されることを制限すべきか
――以上の7点です。
①に関しては、特に反論もなく全体企画の構想に賛同の意が一同から示されました。子供達みんなで一つのイベントに参加するということは、非常に有益であると判断されたためです。
しかし、②に関して議論が紛糾しました。全体企画を祭の発表演目の一つとした場合、例えばみんなで合唱するとなると、相当の事前の練習が必要であり、個々人の能力に大きく差がある子供達をまとめ上げることは至難の業であるという声が出ました。そこで、演目の一つとしてというよりも、祭の最後の締めくくりとして、みんなで楽しく何らかのイベントを行うことに主眼を置くことにし、事前の練習は直前のリハーサルに限定することにしました。
③に関しては、当初は2月3日の午後に行われることが想定されていましたが、本年度は2月10日本番当日の午前・午後両方、滝野川会館小ホールを確保できているため、別途3日にリハーサルのための部屋を確保することは不要であるという結論に至りました。リハーサルに関しては10日当日の午前中に集中的に行うことで意見が一致しました。
④に関しては、本番と別の部屋でリハーサルを行うと、子供達が本番に混乱する懸念があることが指摘されましたが、上述の通り、③の議論の中で、リハーサルは午前中に本番と同様の部屋で行われることで解決されました。⑤に関しては、上記③の通り、3日にはリハーサル日を設けないとの結論となったため、予算上の問題は解消されました。
⑥に関しては、控室を用意することで、子供達の休憩場及びご両親の控室にもなるとの考えも示されましたが、子供達はむしろ部屋の外で動き回る方が肉体的にも精神的にもリフレッシュできるという意見が多く出て寄せられ、かつ後述するようにご両親に対する配慮も不要との意見も出て、控室を別途設けないことで意見が一致しました。
⑦に関しては、昨年度において、ご両親がリハーサルと本番両方に参加されていることが多かったため、実質上同じ演目に2回参加しているご両親方のご負担について懸念の声が出ました。そこで、ご両親方には本番のみに参加していただくか、リハーサル中は前述の控室で待機していただく等の代替案が検討されました。しかし、結論として、それはご両親自身の決断に委ねるべきだとして、別途わざわざ控室を設ける必要はないという結論に至りました。
以上①~⑦の全ての議論に関して一定の結論が出ました。
次に第2の論点である実行委員会の設置に関しては、設置の趣旨を確認した上で、代表者として委員長及び副委員長の選任が行われました。選任方法として様々な意見が寄せられ、①従来通り講師に委員長を任せる、②新しく加わる学生講師に委員長を任せて講師を副委員長に置く、③すべて学生に任せ、講師はサポート役にまわる等の意見が寄せられました。
結論として、①~③いずれの形態をとったにせよ、学生は講師の方々の助言に頼らざるを得ないという点で変わらないという結論に至りました。もっとも、学生講師が委員長も務めるのは荷が重すぎるとの意見が出たため、委員長は、講師ではない学生に任せる案が出ました。そこで、委員長には小松慧、副委員長には平野祐希子(学生講師)、下川奈穂、そしてサポート役として、昨年まで、そうなんだ祭をとりまとめてきた土屋陽子講師が就任することになりました。
以上の議論の流れで役職が決まり、第1、第2の議案は全て結論に至り本日の講師会は11過ぎに終了しました。(小松慧)