「障害者の性をどうとらえるか」、通算27回目の自立支援講座開催

通算27回自立支援講座
本年度第3回目(通算27回)の自立支援講座「性と人間関係」(家族・支援者・企業向け)が9月25日(日)に滝野川文化センター(東京・北区、滝野川会館内)第2学習室で開催されました。講師は昨年に引き続き東京都心身障害者福祉センター地域支援課の山本良典さん。昨年も同様のテーマで講座を開催したが、「もっと聞きたい、深めたい、質問をもっとしたかった」という声に応えて今年度の開催となりました。山本さんのお話しは分かりやすく、事例がふんだんに盛り込まれたものです。
「障害者の性をどうとらえるか」「障害者の性に対する認識の変化」「性の支援内容」などから「支援付き結婚」の話まで豊富な事例を示しつつ、一気に1時間半にわたって話しました。休憩を挟んで参加者からの質問時間になりましたが、何人もの手が上がり内容は切実なものでした。山本さんのお話しのポイントは、「知的な障害があっても性的なニーズは基本的権利として認められなければならないこと」「知的な障害者の性ニーズはともすれば軽視ないしは無視されていること」「性のニーズを保障するためにも発達に応じた適切な支援が必要なこと」「性の問題は究極は人間関係の問題であること」等々、です。すべてが腑に落ちる内容でした。
<理事長より>
昨年、性に関する保護者アンケートを実施しましたが、大方の保護者は我が子の恋愛や結婚について極めて否定的、消極的な考えを持っていることがわかりました。しかし、知的障害者の恋愛・結婚も支援体制がどこまで構築されているかによって保護者の意識も変わるのではないでしょうか。「どうせダメ、無理」と決め込んでいては何も動きません。知的な障害のある人びとの恋愛・結婚が支援付きであれ、もっと当たり前になる社会になることをのぞんで止みません。