花火の音を聞いた発見授業
8月6日~12日の間の延べ5日間、「夏の発見教室」を開催しました。同教室は、特別支援学校・学級の児童・生徒の夏休みを支援しようというのが趣旨。大学生のお兄さんお姉さんが宿題の手伝いや“発見授業”を行うもので、当NPO法人としては初の試み。北区社会福祉協議会の助成も受けています。
5日間の「夏の発見教室」の運営の中心となったのは、早稲田大学の教員・教職サークルT-teamの学生さん達。毎日、平均5名延べ14名の学生さんが協力。生徒は毎日5~6名が参加。内容は学校の夏休みの宿題を手伝うことと、学生さんの日替わりの「発見授業」の実施です。
「発見授業」の内容は、5日が「絵本の読み聞かせ」と「DVD鑑賞」、7日が「水辺の生き物クイズ」、「星座の話」、9日「何の音かあててみようクイズ(セミの鳴き声4種、かき氷製造器、花火、下駄の音など)」、10日が「二酸化炭素って何? ドライアイスでシャーベット作りに挑戦」、12日が「アルゴリズムって何? 体操してみよう」など。
実はT-teamの学生さんはほとんどが将来、教職を目指す人達。日頃から模擬授業などの学習会を積み重ねています。手作り模造紙教材やパソコンを駆使した発見授業は、さすが教職を目指す学生さんだけあって熱意と創意にあふれたもの。参加生徒だけでなく、学生さんにとっても、法人スタッフにとっても発見と感動に富んだ教室となりました。
この教室の良かったことは、
①マンツーマン体制で生徒の宿題を支援することができた。支援する側として生徒の学習状況が良く分かった。
②学生の発見授業が緊張感あふれて感動を呼んだ。
【理事長より】「夏の発見教室」に関わった学生さん達との出会いには感動の一言です。夏の宿題をマンツーマンで見たり、面白い発見授業があったりと内容豊富なものです。従来の発想で、私たち法人スタッフが中心になって内容を進め、学生さん達は周りにいてただ手伝うだけでは、こうした感動は生まれなかったでしょう。教職を目指しているだけあってみなさん熱心。その気持ちが子供達にも伝わりました。