平成23年度第1回自立支援講座、社会福祉士が知的障害者の成年後見制度の活用法を語った

あい権利擁護支援ネットの池田氏(右)と小嶋氏平成23年度第1回(通算25回)の自立支援講座「知的障害者が成年後見制度を活用するには」が6月26日(日)に、滝野川文化センター(東京・北区)で開催されました。講師は2人、あい権利擁護支援ネットの代表理事、池田惠利子さん、同じく理事の小嶋珠実さんです。あい権利擁護支援ネットは独立型の社会福祉士である池田さんが主宰していますが、知的障害あるいは高齢者の権利擁護に取り組み、実際に成年後見人を引き受け(正確には受任と言います)、相談業務を行っている機関です。
講座前半を担当した小嶋珠実さんは8人の知的障害者の成年後見を現在担当しており、様々な生活相談にも乗っている体験をベースに具体的な話を聴かせてくれました。成年後見には、被後見人の障害が重い順から「後見」、「保佐」、「補助」の3つの種類(類型)があるが、自分の子どもはどの類型があてはまるの? 被後見人達の気持ちや願いはどんなことなのだろう? といった悩みに応える本当に具体的な内容でした。
後半は池田惠利子さんのお話し。高齢者の虐待防止に積極的に関わっている池田さんのお話は権利擁護全体に関わる情熱的な内容でした。
午後2時に開始した同講座でしたが、あっという間に使用会場の退出時刻ギリギリの5時近くになっていました。
本年度の第2回自立支援講座は7月31日(日)午後2時から。小嶋珠実さんのお話しを聴きます。より詳しい成年後見のこと、生活上の相談業務をされての具体的なアドバイスを期待しています。ぜひ、皆さん、参加して下さい。(事務局)
<参加者の感想より>
「後見人の仕事がよくわかりました。遠い存在でしたが、一番身近におつきあいして、見守って頂く方なんだと感じました。障害がある長男以外に、弟、妹が3人いますが、弟妹には別の人生があるとずっと考えていました。自分(親)が亡き後がどうなるのか、ただただ心配だったけどこのような制度があることを知り、少しですが道しるべができた気がしました」
<理事長より>
平成21年度に成年後見に関する講座を2回連続でやりました。その時は、制度そのものを知ろう、という趣旨でした。22年度の「知的障害のある人びとが幸せな相続をするために」はその続編。そして法人の会員の中で高まったのが、成年後見の実際を知りたい、親がなるにしろ、誰か他人に頼むにせよ、実際の例が知りたい、実際に担当している人を探そう、ということで今回講師をお願いしたのがこのお二人でした。良かったです。