2011年6月25日の午後2時から4時まで、本年度2回目のグループ学習「くらしの算数」を開講しました。テーマは、「節電目標を目指す――%とワット(単位)の学習」です。
ご存じように3.11大震災で原子力発電所が大被害を受けた結果、電力の需給関係が逼迫し、節電が強く叫ばれています。そうした状況を、算数的に学んでみようというわけです。
当日はいつものように、まず100マス計算(足し算)で“準備運動”。ついで節電に関する新聞記事を読みながら、東電の電力供給力は何割減って何ワットになったか、今年の夏のピーク時には何ワット不足し、何%の節電が求められているかなどを確認しました。ふだん何気なく何%とか何割と言っていますが、意外にきちんと理解されてないケースが少なくありません。また、ワットという単位、さらにキロワットのキロとは何かについても学びました。ご存じのように、ワットという単位は、蒸気機関で有名なスコットランド人、ジェームス・ワットにちなむんですよね。また3100万キロワットとは、31,000,000ワットということも確認しました。
さらに、節電目標とされている15%とは、具体的にどうすればいいのかも考えてみました。一般的な家庭ではエアコンをとめるだけでも15%をクリアできるが、単純にそれをすると熱中症となるリスクがあるので、設定温度を2度上げると10%の節電となると言われていることも確認しました。
最後は、おなじみスイーツの時間です。今回は暑いのでアイスクリーム。奮発してハーゲンダッツにしたのですが、2時間の授業が終わった時には、溶けてポタージュ状態になっていました(そうです、勉強レストランには冷蔵庫がありません!!)。(講師TF)