1日の流れ
▼利用者さん到着
▼手洗い・連絡帳の提出などの準備
▼自由時間
▼はじまりの会
▼おやつ
▼学習支援 or 集団活動
▼かえりの会
▼利用者さん帰宅
学習支援
学校から出た宿題や、こちらで用意した学習プリントに取り組みます。運筆やひらがなのなぞり、漢字や四則計算など、それぞれの学習進度に合わせたプリントを提供しています。学習の時間は約30分程度で、職員1人に対して2~3名の利用者を同じ机で見ています。
もちろん人によって集中力は違うので、まずは机の前に座ることから始めていき、徐々にプリントや宿題に取り組めるようにステップアップしていきます。
集団活動のプログラム
●からふるスタディ
指導員が自分の得意分野を活かして実施する一斉授業です。椅子に座ってパワーポイント等を使用して動画やスライドなどを見てもらいます。
最近の例では、「あなたの住む町・北区」、「ふしぎな化学反応」、「小笠原の自然(海篇・山篇)」、「方言について」等々様々なテーマを取り上げました。月に2~3回のペースで実施します。
●工作
月に2回、色々な素材や道具を使って、勉強レストランの大きなガラス窓をキャンバスにして窓飾りを制作する等の造形活動を行っています。
楽しく物を作り出す体験をすることで想像力や発想力をきたえ、手や指先の可動性を高め、将来社会で働くためのスキルの基本を身につけてもらえたらと思っています。
●夏休み等の長期休み中の活動プログラム
・遠足
電車やバス等の公共交通機関を利用して、ICカードを使った改札の通り方や電車内でのマナーを学びつつ目的地まで向かいます。
最近では上野の科学博物館や、北区の防災センター、池袋のサンシャイン水族館などに出かけています。
・クッキング
エプロンと三角巾を持参してもらい、みんなでおやつや昼食を作ります。
おやつは「ティラミス」「ゼリー」「みたらし団子」、昼食は「いなり寿司」「カレーライス」「お好み焼き」等様々なものを作っています。
・買い物学習
お店の方とのやりとりやお金の扱い方について学ぶこと、自分の好きなものを選んで買うことを目的としたプログラムです。近くのコンビニでお昼を買ったり、都電で出かけておやつを買いに行ったりしています。
等々、他にも多彩なプログラムを提供しています。
社会マナープログラム
高等部を卒業すると、ほとんどの生徒が社会に出て行くため、学校と家庭の他に広い社会との関わりが生じます。そのため、
・ブリックとプライベートを分けること
・立場の違いで言葉の使い方も変わってくること
・周りの人々に不愉快な感じを与えない服装を心がけること
などの必要が出てきます。
大きな声で返事をすること、人の話を聞くときの姿勢、身だしなみなどについて練習を積み重ねるプログラムです。
自立支援
主に小学生、中学生を対象に、学校から事業所まで、事業所から自宅まで、この間を車による送迎ではなく、公共交通機関を利用する訓練を指導員が行なっています。早い時期からこの訓練を行なうことによって、公共交通機関に慣れて将来の活動範囲が拡がるよう支援をしています。